
立ち上げたTy‐ONE (注 下記 *1 参照)

フィールドで2度目の使用 今回は0度以下の気温で風もある どんなことになるか??
雲取山荘のテント場は地面が締まりペグが刺さりにくかった。
反対に言えば抜けにくいので 風が強くなってもTyvek生地が破けない限り立ち続けてくれるだろう・・・。
言われたとおり水を3Lほど確保して テントに落ち着く 風も入り込まないので温かいが
息はもう真っ白になっていた。
ノースフェイスのダウンを着込み ザックから取り外したリッジレストをNANGA マットマンに仕込む。
今回この気温を乗り切るために メーカー製のシュラフをを持ち込んだ。
NANGA マットマン300DX 725FP 300g 限界 -10℃~快適 -4℃~
この特異なシュラフはすでにNANGAのカタログからは落ちているが快速旅団で現在も販売中で
入手することも可能だ。
快速旅団の商品説明を貼り付けておく。
>>>> 背面中綿を廃した設計は寒冷期のシュラフをも3シーズンなみの容量にしました。
中綿の全量が前面の保温にあてられるため、単純計算で表示中綿量の約二倍のシュラフに
相当するスペックが期待できます。オーバーバッグとして活用
(インナーとして軽量ダウン使用推奨)すれば北海道の厳寒期にも耐えうるスペックを発揮 <<
また NANGAのこの手の商品はシュラフ生地に撥水加工生地を使用しているのでカバーを
使わないでもテントの結露に対してある程度耐久性を持つ。 カタログ落ちしているのでこれが
ナノテクノロジーの超撥水加工生地かは不明だが(違うな。。たぶん)
とりあえずコップで水を掛けても すべてポロポロと弾いてくれる。 (ご存知の方 教えてください)
このマットマン 地面側の断熱はマットに頼るため高性能のマットを要求しているが
今回はリッジレスト 体を横たえると やはり0度以下だと肩周辺と 腰辺りが冷たい
ここまでは想像できたので ザックの雨蓋として持参した
ダイソーひざマットを
リッジレストの下 肩 腰の位置に分けて挿入!
正解であった 断然暖かくなった 27gのマット2個 54g210円でこの効果である
冬季はプラス54gお勧めの装備です 休憩にも 使用マットの補助にも良いと思う。
(高価なマット使う人は要らないかもしれないけど・・)
とりあえずお昼ごはとして
ポグリラーメンを作る(これからの定番かな?)
使用するのは 新作の
500ccPot これしか持って来てないので
これとレンジパックのみで食料を作る。

ほとんど完成形! 何の問題も無く 使える。
それに このPot
ヒラソル バルブ タンク インスタント珈琲 砂糖 簡易修理キット レンジパック などがこの中に収まってしまう。

さすがに高さの問題でタンクからバルブを外さなければいけないが 風防さえあれば これでストーブ食器システムは完結する。
また 寒さ対策の
液出しだが要らないような気がしてならない。
と言うのもタンクがスリムなので使用しないときは胸ポケットに収めて居るし
使用を開始するとスリムなタンクは 風防の中にすっぽり納まるので 冷えて燃えなくなることは無いのである。。
ダメなのかな~ 今の流行 液出しで燃やさないと うけないのかな。。。。
残念なことにせっかく買っておいた
乾燥野菜 ラーメンの具をレンジパックに入れてくるのを忘れ
寂しく具無しのラーメンとなった。。。

食後は持参したウィスキーを少し飲みながら読書 速乾性のあるウェアは気が付けば
すでに乾いて十分暖かい。 そのまま眠くなったので1時間ほど昼寝した。
風の音で目が覚めた まだあたりは明るい 時計を見ると三時半だった。
トイレに行ってまた シュラフに包まり ボーっと考え事をしながら テント頂上付近
を眺めて横になる。。。。。。
気が付くとテントの頂点から20~30cmほどの位置が
うっすら湿っている。
手で触ると微かに湿っているのが判るぐらいだ。
(今回結露テストをしたかったのですべて料理は前室ではなくテント内で行っている)
5時頃になったので 夕食兼おつまみで
簡単版揚げ出し高野豆腐をレンジパックで作り

多めに沸かしたお湯で 紅茶を入れた。
放置時間はチョコとナッツをつまみに多めにウィスキーを入れた紅茶を飲む。
持参した文庫本を 読み進めていると 高野豆腐はいい具合に出来上がった。
ここから 本を読んでは寝る 読む 飲む ボケ~ッとする 寝る 読む 珈琲を飲む・・・
風の音を聞く 小動物がテントの周りを走る音を聞く
何杯お湯を沸かしたか判らなくなった(酔ってではなくて)・・ 12時頃テント天頂部あたりに
しずくが出来始め 床から30cmほどのところでも うっすら汗をかき出した。
まあ当たり前であろう これほど締め切ってお湯を沸かしているのだから・・
しかし コンロを止めてしばらくすると結露は減少する
やっぱりTyvekが湿気を外に追い出しているのだろう。気が付くと時計は2時 テントは凍りつき 風もやんでいた。
もう一度 ウィスキー入り珈琲を作り シュラフの外の気持ちよい寒さを味わう
次に気が付いたのは朝6時半 長い時間寝ていたような心地よさで目覚め すぐに出発の準備に移った
朝ごはんは特に必要ない 行動しながらマジックフレークスを食べよう。
テントの外は雪こそ無いが 空気は冷えていた マイナス何度だろう??

収納は早い ! 今までで一番早いのでは ないだろうか??
マットマンから抜き出した リッジレストを土管にしてシステムに突っ込む
すでに大きさは判っているので あっと言うまにザックが出来上がる。
テントは持参したスーパーレジ袋にねじ込みザックに上から詰め込む。。。
どんどん詰め込む。。。。。 そして縛り上げる。 起床から35分でトイレに行って出発できた。

あたりは真っ白で 幻想的な装いを見せる。
頂上経由で帰ったが 山頂で一瞬 富士山が見えた しかしすぐに白一色になる。
雲取非難小屋の温度計は7時半過ぎの時点でマイナス4℃だった。
この山は下りが楽だ ほとんど速度を変えずに下れる
途中重装備の方とすれ違った どうやら 奥多摩小屋のテント場泊まりのようだ
奥多摩小屋についてみると もう一張りモンベルが建っていた
雲取山荘は一張りのみだがこちらは2張りあったようだ。

結局途中写真を撮りながら 雲取山荘から山頂経由で3時間を切って下ってきた
軽いって 本当に楽だ!
注 *1 Tyvek Tent 銘銘 Ty-ONE
(BPLサイトでThom darrah さんより銘銘 gossamergearThe OneのTyvek版なので
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500ccPot Kit 500ccpot欲しい方いらっしゃいますでしょうか?
いらっしゃいましたら 一部お話を頂きましたので 数個キット販売してみようかとも思います。。
金額は加工具合 同送品で 決めようと思います。 お声いただけたら またこの件書き込みます。