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2010年08月 | ARCHIVE-SELECT | 2010年10月

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      RING18.jpg

女優ライトの修理

「あんたは何屋さん?」 何処に行っても聞かれるので最近は「産業スパイ」と答えてます
                                  ( Vagabund 談 笑 )

以前水中ライトやビデオハウジングの製作をしていた時 なぜかビデオカメラマンさんから
女優ライトの製作依頼が来ました。

イロイロ打ち合わせをしていくと 国内でこの手の製作販売している所が無いのだそうで
通常はハリウッドにある会社から借りたり 買ったりしているのだそうです
(そのほかは大道具さんが現場あわせで 適当に作るらしい)

そんなら日本グラビアモデル界の発展向上の為 私が作りましょうか!? 
とHカメラマンの要望を聞いて私が数年前に製作した物です。
(絶対そんなたいそれた訳はないですけど)

       RIMG11.jpg

前面からモデルさんを照らす事により 影が消えて非常に綺麗に写ります
勿論 色温度フィルターによる 色温度調整は必要で それはカメラマンさんの仕事ですね。

頂点近くに強い光を発するLEDがありますが それは 今回の修理ポイントの一つ
現場でスタッフに荒く扱われるので 吹っ飛んでなくなったそうです
残念ながら 同じLEDが入手できなかったので 他社製品で処置しました
*写真では強調して写しましたが実際それほどではないようなのでOKだそうです。

  RIMG15.jpg

LEDは4段階調光が出来 尚且つ独立して光る事ができます
  
              RING.jpg

こんな写真見た事ありません?  実際はフィルター処理してカメラマンさんが撮りますけど 
あの光はこいつかもしれませんよ...
(他にこのサイズの物は 日本に無いんじゃないでしょうか??Hカメラマンさん談)

    RIMG13.jpg

背面はアルミとアクリルでBASEを製作し 三脚固定でも 腰だめでの撮影にも対応
電源は100~220vのACと SONYの業務用バッテリーパックの使用をも可能にしています

下に見える弁当箱が電源コントローラーユニット(あまり得意ではない電子工作なのでお見せしたくない苦笑)

ここがベッコ!っと凹み 内部の配線がグチャグチャ  これが今回の修理作業のメインでした。

製作当初 本体はカーボンで! って話でしたけど 制作費が。。。 あなた     無理

結果バルサでハニカムサンドイッチを作りそれをコアに仕上げてあります。

  
Hカメラマン 明日からTV「知っとこ」世界の朝ごはんの撮影で海外だそうですが
 まさか これは持って行かないでしょうね~ 

              では MI6 エージェント コール名 Vagabund でした \(◎o◎)/!
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| ☆徒然・・・・ | 09:53 | comments:4 | trackbacks:0 | TOP↑

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          koujyo.jpg

上海OUTDOOR視察の続き

到着した会社では営業部D氏の出迎えを受け 通された会議室でかる~く世間話からお話は始まりました

社長を待って本題を議論すると言うことなので こちらからの話は チョロチョロと。。
D氏も この会社のオリジナルとして公表されている商品の説明をして チョロチョロと。。。  
話は最初手探りで開始ですね。  

   koujyo2.jpg

スミマセン ボカシを入れさせて頂いております m(__)m

   koujyo3.jpg

それでも商品技術についての話と言うのは面白い チラチラと彼らのプライドも伺えます
そして一般的な取引に関する取り決めやら 他社いろいろな表向きな話など ・・・…。

   koujyo1a.jpg

そして社長の登場です さすが欧米・日本など各国との取引をしているだけあってお話に自信が伺え
悪いイメージで申し訳ありませんが【何でもありの中国人!】と言う感じは微塵も感じさせません。

ついに 本題です!
実は 私の持っているある技術を高く評価していただき それについて話が始まるのです
私としても まさか中国の方に関心を持っていただくとは \(◎o◎)/!

そして細かい技術論が始まりました

社長)今度アメリカの○○から こういった商品が出るのだが これについてどう思いますか?
  ○○を使えば ○○が出来ると思いますが…(この工場で生産されている商品を出してきました)

私)どうでしょう?○○は××なんで耐久性と ▲▲の時◎◎の問題が起きると思います
  ですが私が△△で行った時は可能だったんで たぶん●●でも出来るかもしれませんね?

社長)やはりメールの内容は本当ですね お詳しい しかし私は古いタイプの人間なんで
   △△で出来るとは信じられませんね
 
私) ですから。。。。。(PCの中に用意してきた動画で その部分を見てもらう)  
   
   そして図式にして可能性を説明する

   koujyo11.jpg
 
私もイロイロ説明をしましたが 核心の部分は今の所 伝えるつもりはありません!
ちゃんと契約の内容を決めないと もったいないですもんね!!!

::::::: 話は 長々続き :::: 他の件にも ::::::::::

社長)では 今我が社が開発しているアルコールストーブを見てください。

 エッ!良いの 見ちゃって?? マジに俺に協力して欲しいと思ってる??

あらま 本当に出てきちゃいましたよ データ付きで (写真非公開です と言うか撮りませんでしたm(__)m)
単室加圧タイプで勿論チタン製 データによると凄い値が出ていますが しかし現在の所燃費が悪いようですね

幾つか突っ込みどころがありそれを伝えていくと。。。。

『凄い!さすがに詳しいですね~』って 感心されましたが
「あの~日本ではアルコールストーブ理論が進んでいて 私なんかヘナチョコです JSBさんとか
 連れてくれば 2-3日ぐらい講習会が開けますよ~」なんていえる雰囲気でもないので 
 ヘラヘラしておりましたw 

まあ今回私が協力依頼されているのはアルコールストーブの理論ではないので良いですよね?
そんな所でw

   koujyo10.jpg

技術屋同士?? 話が良く絡み 気がつくとお昼を回っています 
そろそろ昼食でも如何ですか?と社長さんに御招待を頂き台湾料理屋さんに食べに行く事に

 koujyo01.jpg

写真には皆さん写っていませんが 会社幹部皆さんと工場責任者の方々 
ここで この会社にアドバイスしている金属学の大学教授さんも合流(写真右) 中央は社長婦人

しかし文化の違いってのは 変な物ですね~  このお店 各個人の分が定食形式にトレーに乗って
配膳されるのですが 私たちの分が来なくても幹部の皆さん来た者順でバクバク食べちゃいます! 
特に私たちは社長のお勧めうなぎ料理にしたのでなかなか来ないので 変な感じ

さすがに社長は私たちの分が来るまで料理に手をつけず相手していただきましたが 社員一同
私達の分が来て 社長と箸を持ったときには お茶をすすって雑談しているではないですか! 
  スゲーな!

食後はもう一度会社に戻り技術論のお話

結果 今後日本に戻って 私がこの会社から幾つか依頼された実験とその検証ビデオを作り
その結果を持って アドバイザーとして何らかの関係を持とうという事になり会社訪問を終えました。



そして帰国後 すでに幾つかの検証ビデオ製作し それを中国側に送った所

我司认为贵方在此事上表现的非常专业,我方对此表示由衷的行赏和敬佩.而且,
我司也积极支持贵司在这方面所做的实验.
对于实验的进展,烦请与我方保持联系,如有需要任何协助,烦请告知.

訳 当社も御社のこの分野の実験を積極的に支持したい。
  今後の進展について、双方の関係を保持しつつ協力が必要であればおっしゃっていただきたい。

と来ております はてさてどんな関係がこの会社と結べるか? そしてどんな事ができるのか?
今後を長~い目で見守ってくださいm(__)m 全然駄目駄目で終わるかもしれませんしねw


                         ではでは  Vagabund的中国報告一時 終了!

| ☆徒然・・・・ | 10:48 | comments:4 | trackbacks:0 | TOP↑

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先日 上海視察の件で【後ほど報告させて欲しい】と書かせていただきましたが
ある程度お話できるようになりましたので 一部ですが書かせていただきます。

なお中国側の方々から色々と表記に関して制限を受けていますので御了承ください

※ 写真掲載時には個人 会社など特定できないようにして欲しい
 (競争が激しい中国では個人が特定されると 不利益をこうむる事が多いそうです ですので
  写真については 見にくくて申し訳ございませんが処理を加えています)

※ 取引先会社が多岐にわたり その中には有名メーカーも多数ある会社ですが 
  相手先会社との契約もあるので今回知りえたそれらの情報は伏せてほしい

※ 今回私と話した重要な点については内容は書かないで欲しい

さて 話は上海に戻ります

友人の石彦氏と招待された工場に向かうため 石彦氏の知り合いのTAXIを一日貸し切ることにしました
(費用 550元/7500円) 先方から迎えに行こうか?とも声をかけていただいていましたが
最初から先方に恩義を買うものぞ!と まあ訳のわからない理由で迎えを断りTAXIにしたわけです。

koujyo0111.jpg

走行時間は1時間強のはずなのですが やっぱり中国運転手 ちゃんとこちらの言う事を聞かないばかりか
勘で高速出口を決めちゃいます! 
こちらは大体の位置がわかってるんで『次のICで降りるはずだ』と言うのですが『いや!もっと先のはずだ!』
と聞きません (-_-;)
結局運転手の言ったICで高速を降り 出口の所にいる警察官聞く事になるのですが。。。。(これ普通らしい)

  koujyo010.jpg

警官  『ここじゃないよ ひき返しなさい ○○手前で降りなくちゃ』
運転手 『・・・・・・・』
ばつの悪い運転手 訳のわからない言い訳をはじめます (~_~)ププププ。。。
さすがに中国人は謝りません  石彦氏もここであれこれ言うとプライドの高い中国人どんだけヘソ曲げるか
わかんないので そうだ!そうだ!ちゃんと表記しないのが悪いと相手の話しに乗っかります ^_^;
こちらはメーターで走っているわけではないので良いですけどね。

で結局 
30分以上も余計にかかって工場地帯のようなところにある 相手先の会社&工場に到着です

koujyo.jpg

上海から電話を入れてあったので なかなか来ない我々を心配して営業部長のD君が心配そうに 
門のところで待っていてくれました。

迟到的事实在抱歉 谢谢你迎接 !


                                  長くなるので つづく。。

| ☆徒然・・・・ | 17:51 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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     aaka1.jpg

行者小屋-赤岳南峰山頂(5:30-6:50)

昨晩は遅く到着した4名の女性が それも相当若いグループがなかなか静かにならなかった
ウトウトしている時に到着したようで テントの設営すら気づかなかったのだが
彼女たちの 『○○じぇね』 という 独特の言葉遣いを何度も聞き ついには起こされてしまった。
 高校生? まさか大学生?? はぁ。。。うざい  広いサイトなんだから 離れれば良いのに(-_-;)
  - ねぇ おねが~い 口の中にミツバチ入れて 思いっきり刺されて~~ -
 

4:00に起床 目覚めた時にまず目に入るシェルターの内側を見てみると結露でビッショリと濡れていた
低く張ったので空気の流通が悪く 中で煮炊きしたのも手伝って もうこれでもか!とばかりに結露している。 
今回持参した自作ダウンシュラフの生地は撥水加工もされていないので特に足周りがジットリとしてしまった。
 
熱い紅茶を淹れクラッカーとチョコレートで朝食とし  5:30に行者小屋を出発
丁度同じ時刻に小屋を発つ男性と一緒になったので話しながら登るのだが ・・・・…
30分ほどで着いていけなくなり 情けないが先に行ってもらうしかないようだ 

   (aaka2.jpg

ペースを戻し連続する階段を踏みしめて登る  空は昨日の事がウソの様に晴れ渡って気持ちがいい。
阿弥陀岳との分岐を過ぎ赤岳南峰山頂に到着 (こちらに三角点)山頂には なんとまあ 
個人的な感想ですが残念な感じが・・・・(山は信仰の対称だとは思いますがね デモサ) 

近くの北峰に立つ山頂小屋の脇に先ほどの男性が休んでいたのが見えたので南峰はすぐに通り過ぎ
彼と合流して休憩することにした。
(それにしても こちらもコースタイムの半分で登ってきたと言うのに 早いやっちゃな~)

  aaka5.jpg
(三叉峰方面から 赤岳 南峰/北峰 阿弥陀岳を振り返って)

その後ソロの数名が各方面から集まって少しお喋りしたが その中の一人が非常に強く印象に残った。
彼は正月の赤岳で滑落したそうなのだ 天候も悪くヘリが使えなかったので 救助や小屋の人たちの助けで
12時間かけて美濃戸まで下ろしていただいたとか。
今回はそのお礼も兼ねての登山だそうだが 彼の元気な姿を見て小屋の人たちも喜んでいることだろう。

赤岳-三叉峰-海の口駐車場(7:20-8:40-11:40)
彼らと別れ皆各々進む方角に分かれる 私は後方に富士山や南アルプス 右手に奥秩父の山々を眺めながら
進み赤岳展望荘を通り過ぎる ここは尾根伝いに進むのでこちらに向かってくる登山者が良く見える

昨日雨に打たれまったく視界のない中通り過ぎた三叉峰は今は雲すらない晴天の中にあった

      aaka6.jpg

今日は進んでいく杣添尾根が綺麗に見える そして登山道がすぐに樹林帯の中に消えて行くのも確認できた。
   
      aaka7.jpg

あとは長々と森の中を下りて行くだけですね
                                      終わり

装備

宿泊道具  
・MLV SPIN 0.6 Hexagon prototype  251g (Line 含む)
・MLV Titanium -Peg ×6          36g 
・MLV SpinnGround Cloth  91g (105cm×200にCut 雨具にも)  

運搬道具
・MLV CUBEN BackPack Prototype 220g 記事はこちら

寝道具
・自作ダウンシュラフ キルトType 785g(スタッフバッグ含む)
・MLV LightPad         235g
・PUMA インナーダウンジャケット

その他
・TRINITY LIGHT STOVE ( ランタンOP&燃料120ml)
・MLV Ti-Spork 11g
・MLV FuroshikiCozy     (CFははがき大にCut)  
・極薄アルミプレート   (STOVE台)
・MLV LED mini Lantern Light×2 (サンバイザー取り付け用1個)
・その他 本 予備靴下 シャツ 食料

パッキング総重量 6920g(含む水 2000ml ウィスキー200ml)


@ 在庫切れ OUT OF STOCK になっていた TRINITY LIGHT STOVE と FUROSHIKI COZY の
 用意が出来ました よろしくお願いします






 

| ☆山行  | 11:27 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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硫黄岳-行者小屋(11:40-13:50)
相変わらず視界が利かない中赤岩の頭から赤岳鉱泉に歩を進めると道は樹林帯の中に入っていく
これで酷かった強風を気にせず歩けるので気分がだいぶ良い。
樹林帯の中をどんどん高度を下げ40分ほどで赤岳鉱泉小屋に到着。
行者小屋まで歩く予定なので 写真を撮ってスルーするつもりが テント場の近くで休憩している
20代と思われる男性が気になって声をかけてみた。

aka100.jpg

その彼場違いなのだ ザックも登山用?と思われる物だし 白いローカットデッキシューズは泥に汚れ
ソックスも履いていない。 そして一番気になったのは、その靴のかかと部分に見える靴ズレによる出血
『どうしたの?』と声をかけると 彼は誰かと話したかったのらしく一気に色々話してくれた。

彼曰く 始めての山歩きで美濃戸から赤岳までのを1泊で歩くつもりだが まったくペースが判らず美濃戸からここ赤岳鉱泉小屋まで頑張って2時間で来てしまった だが果たして今日自分は赤岳頂上荘に到達出来るだろうか?
と心配になっているそうなのだ。

しかし私には それ以前に彼の足が気になっていた  『大丈夫?靴下履かないと靴ズレれが… 
私がそう言い終わらないうちに『大丈夫ですよ~!』彼はすでに靴ズレれで血が出ていることすら気がついていないようだ もう一度気づかせようと『でも そんな血が出てたら…』 その言葉に彼ははじめて気がついたようで 自分の脚の状態に驚いていた。

足のケアをすることを進め『君が良いなら行者小屋まで一緒に行くよ』と伝えては見たが 彼は恥ずかしかったのか『大丈夫です!』と言い残し 急に出発してしまった。 悩。。。。。。。

その後 少し遅れて彼を追うように行者小屋に向かって歩き出したが 彼の姿は見えず
行者小屋で幕営届けを出した時にも 彼のことを聞いてみたが宿泊はしてていないようだった。
まだ時間には余裕があるので大丈夫だとは思うが気になる出来事だった。

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ここ行者小屋では水はFree トイレも宿泊・幕営者はFreeで トイレ利用だけだと100円がかかるらしい
小屋から少し離れた幕営指定地に SPIN 0.6 Hexagonを張る

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丁度この頃 風が強く吹き出したので低めに張ることにしたが それでもポール破損の影響は大きく
Aのように立てるポール自体の底辺の間隔を狭くするしかなかった。
(これがどうも煩わしい。。 少し大きく身体を振るとポールに触ってしまうのだ)

ペグは最近ラインナップに入れた3.2mmTitaniumPegだが 非常に条件の良いサイトだったこともあり
何も問題も無く使うことが出来た。テストにはならないかもしれないが Pegはその場その場のアイデアで
使うしかないので これはテストのしようが無いのかもしれない。

   aka9.jpg

フロアーには雨具にも使ったSpinGroundCoths(150×105)91gを敷き マットはMLV LightPadを
使用した 残念ながらマットをザックの骨格に使い マットの布を張った側を外に向けて歩いていたので
少し水気を含んでいるそのため 使用時には写真のように布側を下にして使用した。

   aka10.jpg

行動時間はは6:45-13:50の 7時間 行動中は休んで食事することも無く、歩きながら行動食を齧っているぐらいなので今日初めてTRINITY LIGHTSTOVEで湯を沸かし ゆっくり食事することにした
FroshikiCozyで袋飯 スプーンは0.6mmSPORKを使う 

まだまだ時間があるがシェルターの外は風が吹いているので 引きこもりになって本を読むことにした。
かみそりで薄くスライスしたサラミと 行動食のナッツをつまみに カナディアンクラブをストレートで! 
チェイサーは八ヶ岳の美味しいお水!
持ってきた本は 酒見 賢一の墨攻   丁度半分読んで ひと寝入り 。

 aka11.jpg

薄暗くなるころ ウィスキー入りホットチョコをいれ 引き続き本を読む 
しばらくしてTRINITY STOVEを保温器にしてホットウィスキーを楽しむと 時刻はPM8:00
気がつくと吹いていた風も収まり 空には星空が広がっていた さあオシッコして寝ましょうかね..

 続く                                

| ☆山行  | 16:21 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

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上海から帰ってバタバタと溜まった業務や雑用をこなしていたら 気がつくとすでに9月も中旬に入ろうとしている 
なんとか時間を捻り出さないと山に行けないし ましてや このままだと現場知らずの物作りになりかねない。
そこで出発までの時間的な余裕はないのだが上海の予備日として空けていた(9/13-14)に急遽山に行くこととした。

さて時間は作ったので後は場所と天気だ  予想天気図を確認しながら以前から気になっていた
会津方面八ヶ岳の資料をひっくり返して検討に入るが会津方面は低気圧前線の位置が思わしくない 
これで今回の行く先は八ヶ岳と決まった。

PM8:00
早めに仕事を切り上げ車で家を出発 渋滞した都内を『だから東北方面がよかったのに。。。』 などと
ブツブツ言いながら抜け チンタラ甲州街道を走る。  
どうせ夜の甲州街道はガラガラだし 何処かで安い晩飯でも食おうという貧乏人が考えそうな魂胆なのだ。

勝沼過ぎたあたりで先ず目に付いた吉野屋で牛丼を詰め込み 金を払おうとしたら財布に50円引きの割引券
ラッキー! これだから これから先も金持ちになる目は無いな。。  
海の口地区登山口駐車場にはAM1:00 に到着 ビールを飲みながら音楽を聴いていたらいつしか寝てしまった。

1日目 
強い雨音に目覚めたのは4時ぐらいだったと思う。 せっかく雨を避けて八ヶ岳方面に来たと言うのに
日ごろの行いが相当悪いに違いない この雨は見なかったことにしてアラームの針を遅らせもう一度寝ることにした。

次に目覚めたのは6時 空は朝日が待っている… と思ったがそんな夢のようなことはまったく無い。
まだ時間も早いことだから昼にもお日様が拝めるだろうと自分に言い聞かせて出発することにした。
今日の予定は海の口登山口から杣添尾根を通り 三叉峰を経て横岳 硫黄岳と進み 赤岳鉱泉小屋か行者小屋まで行くつもりだ。

        aka1.jpg


海の口-三叉峰(6:45-11:00)
車を停めた駐車場から少し戻ったところにある登山口から登り始めるのだが ここは別荘地の中にある富士見遊歩道もかねた道で 何度か別荘地内の道を横切りながら進んでいく。
道の左側には本当に金持ちそうな別荘が並んでいる 現在これら別荘はどれくらいの確立で使用しているのだろうか?? まさか防犯対策はしっかりしていると思われるが もし警察機構から追われる身になった場合ここいらに潜むと言うのはどうだろう??
ふと前方から犬を連れた散歩の女性が現れ 急激に西村寿行の世界から現実の世界に引き戻された。

別荘地が終わる頃 資材置き場のような東屋が見えて本格的な登山道へと道が変わる。 
この道は樹林帯の中をほとんど景色と言う景色から隔絶された形で三叉峰直下のハイマツ帯に出るまで延々と続くらしい 判っていたが つまらんな。   
しばらく薄暗い山道を進んで行くと なにやらあのジメ~っとした空気が漂いだした 深く茂った木々で気がつかなかったのだがまた雨が降り出したらしい 小雨なので木々に遮られ直接濡れる事は無いのだが時々見える尾根の上部は真っ白な雲に覆われている。

             aka5.jpg

標高を稼いでくると さすがに上部を覆っていた木は少なくなり直接雨に打たれるようになる
雨なんて聞いてないぞ ブツブツ呟いていたら なお一層雨足が強くなってくるではないか。
雨具は持っていたがそれじゃ面白くないのでスピンシートを取り出しポンチョのように被って歩いてみる。

          aka4.jpg

これが非常に都合が良かった。 ノーフロアーシェルター用に105mm×150mmにCutしたスピンは重量91g
これをアラブの王族よろしくサンバイザーに挟んで 胸の位置で事務クリップで挟んで留める。
雨が強くなるとシートの角をストックを持った親指に絡ませて腕の濡れをカバー 雨が弱くなると
前面を開放して風を入れ体温の放熱を助ける。  
その後は2度ほど土砂降りになったがその時はシートを被ってやり過ごすことが出来た。

三叉峰-硫黄岳(11:05-11:40)
登山口から延々と森林の中を登り続け やっと後方視界が180度開け 奥秩父~富士山そし左手には
赤岳天望荘が見えるはず・・…なのだが  まっ し ろ そしてかなりの強風が美濃戸側から吹きつけてくる
口にクラッカーを突っ込んだだけで休憩することも無く左手に進むことにした。

      aka6.jpg

横岳を抜け硫黄岳山荘に到達するが 営業中の看板が淋しくかかっているものの人の気配を感じないほど静かだ
用もないので写真を撮ってすばやく通り過ぎ 強風吹き付ける鎖場を慎重に抜けた後だった
緊張が抜けたからだろうか 一瞬横から突き飛ばされるような強風に煽られ見事に飛ばされてこけてしまった。
あまりのことに笑ってしまったが よく見るとストックが先のところで折れてしまっていた。

あ~あ。。本来これほどの強風ならポールなどしまっておけばよかったのだが
折りたたみ式でないポールを使っているので 気をつけながらそのまま歩いていたからだ。

それにしても風が強い 手に持ったポールをしっかり握っていないと風に流されてしまう。

それと…どうしようか今晩は?? ポールが破損し上手くシェルターを張ることができるのだろうか??


   aka7.jpg

続く。。

  








| ☆山行  | 13:21 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

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        aka2.jpg


午前中だけの軽い雨だと思ったのに 。。

横岳~硫黄岳~赤岳    

                            To be continued …


      LSPOON.jpg

O.6mm Titanium Long Handle Spoon

              Weight 11g     L/ 217mm W/ 38mm       Price 1280-

今まではポリッシュのロングハンドルを販売しておりましたが 今回 特別に0.6mm厚という
非常に薄手のロングハンドルを御用意することが出来ました。
現行のポリッシュロング また極僅かですが0.6mmのポリッシュロング〈約12g)もございます
気になる方は 是非御連絡下さい。

 (ポリッシュの在庫がなくなりました  御連絡を頂いた方々 申し訳ございませんでした)

      >http://www.asahi-net.or.jp/~rm4j-tkhs/Ti-Spoon.html<

中国工場の記事ですが 契約などの関係でブログ掲載を少し先にさせていただくことになりました。
ある程度 クリアーできましたら少しづつでもUPさせていただきますので 御了承ください。
                                  MLV_Factory  Vagabund

                     


     

| ☆徒然・・・・ | 16:00 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

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  MLV_Factory Titanium UL.Spork

 SPOK.jpg

       Price 980-

モンベルの0.8mmよりさらに薄く 0.6mmと言う非常に薄手に仕上げられたスポークです
全長16.5cm (ハンドル長11cm 幅42mm)と通常のサイズながら 重量は11gとかなり軽量です

        > http://www.asahi-net.or.jp/~rm4j-tkhs/UL-Spork.html <
                                      
* モンベルのような0.8mm製品がレギュラーで0.6mmの物は入手が難しいのですが
  ある理由からこのような物が手に入りました それは!!!  今後の当ブログで!

  
上海アウトドア店  /  上海户外用品店  Vagabund的報告                                        
  santo.jpg

上海に来て訪れてみたかったのは 現地のアウトドア用品店です
現在これほどまでに華やかになった上海ではどのようなアウトドア用品が売られているのか??
そして それらはいくら位なのか??  

世界のアウトドア用品の多くをこの国で生産しているのだから それらは国内には出回らないのか?? 
悪く言えばノーブランドで 実はでているんじゃないだろうか??  などと 思っていたからです。

しかし実際イロイロなお店を訪れてみると ほとんどのお店は本当の意味での専門店ではなく 
とりあえず並べているだけであったりして… テントといっても実際の使い方を理解しないで販売している
お店も多いようでした。

たとえば『ペグはありますか?』と聞くと『うちではセットでしか売らないからペグだけは無いな~』って
また細部にわたって聞いてみると?? この人テントで寝たこと無いんじゃ?と感じることもしばしばでした。  
これが その手のお店が多い地域の綺麗なお店でそうですからね~(;O;)


しかし今回訪れた工場の方々から ここが一番じゃない?と紹介してもらったお店は違いましたよ

【上写真】 三夫戸外 SANFU OUTODOOR STORE

上海体育場近くに位置するアウトドアスポーツ用品の専門店で 中国各地にチェーン展開しているお店
今回は紹介を受けて訪れたので直接責任者の方と話す事が出来 中国アウトドアの現状を聞くことができました

責任者曰く『うちのお店の従業員は皆アウトドアの実践者で お客様に的確なアドバイスを提供することが出来る
 そしてそれに恥じない製品を提供することが出来る!』と 他とは違うんだ!と言うこと強調していました。

 santo1.jpg

マジな品揃え スノピやエバニューも見られます

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ポールはLEKIを中心に国内メーカー物も..最軽量はカーボン200gのLEKI

santo2.jpg ロックのGoodsなども充実

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シュラフは マーモット マウンテンハード など 結構充実 最高価格は10万円オーバーのマウンテンハード
これは日本国内価格より高いですね。

テントはあまり種類が無く ブラックダイアモンド マウンテンハードなどが見受けられました

ウェアは モンベルあり~の パタゴニアあり~の  中華有名メーカーあり~の。。。。結構充実

勿論価格も高いです! 日本国内価格と同じかその前後。。 金持ち中国人相手ですね!

この道具がどのように使われるかは 現場を見ていないので判りませんが 最近は中国側ヒマラヤトレッキング
に参加する人も増えているようなので もしかしたら 凄いことになるのかもしれませんね。




| ☆徒然・・・・ | 16:05 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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   MLV_Factory  3.2mm Titanium Peg

  TiPeg.jpg

 1本 約 6g ※    Price 260- ( 6本set 1500- 送料別途 )
 
 実用ペグで最軽量クラスだと思われるこのペグは 3.2mmの太さを持ち 全体長 165mm 
 チタニウム製のペグで 最大有効長も 145mmと長めになっております
 
 @ Vargoより幾分太くなっておりますが やはり強度の限界はあります 使い人それぞれの
   アイデアで このペグの性能を十分に引き出してあげてください!

 ※6g表記は精密な値ではありません 計量計りの差異製品 / 製造ムラにより
   他の値を表示する場合がありますので御了承ください  

    >> http://www.asahi-net.or.jp/~rm4j-tkhs/Peg.html <<
 


 旅は真の知識の偉大な泉である(ベンジャミン・ディズレーリ) 

今回 上海での体験は 本当にこの言葉を強く感じる事が出来るものだった

syan1.jpg

長年中国とのかかわりを持つ 石彦(仮名)の影響で中国の会社と関係を持ち出したのは
今年に入ってからなのだが まさか私が中国に行く事になろうとは。。。。

上海浦東国際空港 で石彦氏と合流 (彼は危ない中国人ブローカーにも見えるw)
  
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彼も他の都市から飛んできているので二人で市内に移動 夜遅くになったが とりあえず腹が減ったので食事へ

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すでに11時を回っているので 人の多そうなお店を探し鍋のお店に入ったが、、、 私は言葉が出来ないし
メニューも読めない。。 まったく情けないが 石彦氏に全てお任せするしかない (T_T)

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それにしても鍋の具材に豚肉を頼んだら 肉屋のパックごと出てくるとは 恐るべし中国


さあ 明日は蘇州工場だ!
  (記事の関係から 次回は上海のアウトドア店の様子をお知らせします)

                                   つづく




 
 

| ☆徒然・・・・ | 09:56 | comments:4 | trackbacks:0 | TOP↑

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こんにちは! ここ上海ではいろいろ驚くようなことが起こりました ※1

戻りましたら報告を上げさせていただきますので よろしくお願いいたします m(__)m


コメントやメールなどいただいておりますが もうすぐ戻りますので返信など少々お待ちくださいね!


※1 個人的な事で驚くことだけでなく MLV_Factory の件でも。。。 \(◎o◎)/!

                                  ではよろしく御願いいたします

| ☆徒然・・・・ | 16:53 | comments:6 | trackbacks:0 | TOP↑

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本日より 少しお休みを頂いて中国に行ってきます

それにしても世界の工場中国 凄いです! いろんな意味で。。

今回の中国視察について現地と調整をしていると 出てくる出てくるイロイロな物が。。
見たこともないヘンテコな物や 絶対使えないだろう!とツッコミを入れたくなるもの。。
全体に言えるのは未だ重さや素材にこだわるのは海外の注文主の意向に沿うためで
中華工場オリジナル製品となると 重さや素材にはウエイトをおいた製品製作はしないというレベル
が多く見受けられるようです。

そのため なかなか私たちULの心をくすぐる物は見つからないのですが…
実は隠れた一品はあるんですよね~  たとえば Made in 欧州の あの製品
実は中国でほとんどの行程を行っていて 最終工程だけが欧州と言うことがあります。
(こういった商品は勿論中国と言えど Webではあまり出てきません)

そしてこの工場 やはり! というか勿論と言うか 最終工程も自社でできるので そんな物も
見つかれば出てくるわけですね!

現在届いた情報では ○社のアルミストック 3セクション  約15*g(~13*cm)軽!
もコンタクトをとる事が出来ました。

さてどうなんでしょうね~  こんなのは??

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本当はオリジナルポール作ろうと思って 中華カーボンパイプメーカーに見積もりを取ったのですが
さすがに出来上がった製品に名前を入れるのと違って 
超単純な構造でも構造から口を挟むと高いんですよね~~ 
とまあ いろいろ壁にぶつかって のたうちまわっている Vagabundでございますm(__)m
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さすがに中国は広いので沢山の場所を見ることは出来ませんので今回は ほんの一部をかじる位になりますが
出来れば現地Outdoor Shopなども出来るだけ見て来ようと思っています。

是非今後とも MLV_Factory および (あ~どこかに行きたい)をよろしくお願いいたします。

| ☆徒然・・・・ | 09:41 | comments:3 | trackbacks:0 | TOP↑

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来週は上海&蘇州に 視察&打ち合わせに行きますので 申し訳ございませんがMLV_Factoryの発送業務は
9月4~9日の間 お休みさせていただきます


Vagabundがなぜ中国に行く事になったか? と言うことを少しお話したいと思います

MLV_Factory は少し前よりチタンなどの製品を輸入販売しているのは皆様御存知だと思いますが
その関係からか今年1月下旬 MLV中国担当係 石彦氏(本職の仕事があるので仮名です)に 
ある中国工場から【オリジナルペグが作れるが作ってみないか】と言うコンタクトがありました。 

担当の石彦氏も当工場に直に電話で連絡を入れ(石彦氏は中国語が使えます)担当者 田(DEN)氏と
何回にもわたる打ち合わせを行いました。

そして 2月には最低Lot数 単価が決まり 製作が始まるような雰囲気になったのですが

…それが4月になり 5月を向かえ 6月になっても7月になっても 話が進まなくなりました(;O;)

それは 現地工場が契約を無視するような要求を始めたからです

。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。

中工場【○○が出来ないので ××にして欲しい】> MLV『 判った それでも良い 』
>>>>>見積もりが送られてきて 最低Lot数が跳ね上がっている!
勿論こちらは抗議して 元の条件に戻し 金額などを調整する

中工場【△△では上手くいかなかったので 寸法を▲▲にして欲しい】
>MLV『それでは 使えないから◎◎にして欲しい』
>中工場【判った それでは ホニャララ ホニャララ.… 】 また条件面でやり直し

。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。

::::このようなことが繰り返された:::

担当の石彦氏に言わせると
 『確かに 電話すると誠実に対応するし何とかなりそうな気がするが…』

しかし私が途中で想像したとおり この会社は海外の会社との取引が少ないらしく
当初からハッタリをだいぶかましていたことが判ったのです! 

想像の範囲を超えませんが中工場は以下のようなことをしていた

1.こちらのオーダーを巧みに操作して 現在製品として作っているペグを売りつけようとした
  
2.1が駄目だったので受け入れて作る姿勢を示したが できると思った加工が実は難しかった
  そのため単価をを上げるか ミニマムを上げようとした。
   型代などと言い出したのは その最たる例だろう

勿論 私が頼んだ形状では型など必要もなく 簡単な治具があれば良い訳だし 本当に必要なら
最初の見積もりでその話がでてこないのがおかしい!

そこで7月に相当強い調子でクレームをつけ こちらは手を引くつもりでした

しかし!! 敵も然る者 何事も無かったようにまたまた 仕事の話を。。。

これは直に話をつけてやろうと中国に行く予定を立てたのです!
 石彦氏とも久しぶりに会おうと言うのが本当の狙いなんですけどね

まあ この工場以外にも取引先があるのでその工場視察と 新たな面白グッズを発掘できればと思います!


PS 実は先ほど あの問題の工場から ごめんなさい メールが届きました!
  プライドの塊&言い訳の宝庫が謝って来たのですからさすがに来られらたらまずいと思ったのでしょう
しかし! 余裕があったら 行っちゃうもんね~~~!  


@MLV_Factory 中国担当係 石彦氏は千葉県生まれの日本人で
 大学時代から中国の法制度の研究に取り組み 現在に至るまで中国各地(ウイグルや内モンゴルetc)
 を研究のために回り 凄いことに 学生時代の研究に関連し現在の党中央部にも知り合いがいるのです
 (党中央部の人は その要職にあるうちは一般西側外国人との関わりを強度に制限され 現在は
 直接本人とではなく 娘さんと季節の挨拶を交わしているそうです)  
 
      

| ☆徒然・・・・ | 16:11 | comments:4 | trackbacks:0 | TOP↑

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