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3月23日 Swing Tarpが発売されます 

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このTarpはご存知のように Hiker's Depo との共同作品 つまりダブルネーム
そしてGossamer Gearからの生地供給も受ける事ができた 日米協力ULタープです

今回は商品紹介をHike's Deop 土屋氏の文章で説明させて頂きます。

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Japaneseガレージメーカーの中では最も総合メーカーとしてのスタンスが強いFREELIGHTが考えていたオリジナルタープ。Hiker's Depotが国内外のトレイルでプロトタイプをテストし続けてきたオリジナルタープ。共にシンプルなスクエアタープをベースとしつつ、その可能性を模索する中でうまれたのがこのSwing Tarp。ベースとなるコンセプトが似ていたため、お互いのアイディアをつきあわせても、それが主張しあうこともなく良いあんばいで融合をはたしたといえるでしょう。従来のスクエアタープに比べ、格段にハイカーにとっての使い勝手が向上していることは間違いありません。

<素材:Sil-lite20>
Swing Tarp生産に際していちから見直しをおこないました。想定していたタープサイズがいわゆる8×10フィート(240×300cm)相当であるため、できる限り軽い素材にする必要があったのです。一般的なシルナイロン製8×10ftタープの重量はおよそ400g。今回の目標は300gに設定しました。また様々なスタイルで設営できることも重要なため、軽いとはいえキューベンファイバーのようなフィルム系素材は融通が効かず採用できません。結局、設営時に融通が利くシルナイロンがハイカー用タープにはベストだと判断。FREELIGHTが懇意にしている工場でオリジナルシルナイロンを生産したのです。
結果、従来の20Dnlシルナイロンに比べ約22%の軽量化に成功。完成品重量も307gとほぼ計画どおりとなっています。

<サイズ:260×276cm>
2011年のColorado Trail以降、使用してきたHiker's Depotプロトタイプのサイズは200×280cm。これは一般的なポンチョタープのサイズ150×240cmと北米で一般的なタープサイズ240×300cmとの中間サイズを意図したものでした。とりあえずギリギリ風雨をしのぐだけでよいのならポンチョサイズでもなんとかなるでしょう。しかしある程度の空間マージンを確保し、生活行動を風雨の中でも余裕をもっておこなうためにはある程度のサイズが必要なのです。そこで当店が適当だと考えたのが200×280cmだったのです。20日間、800kmのコロラドでのハイキングはほぼ毎日午後になると雨や雷、雹がふります。タープの連続使用においてかなり良いテストになりましたし、200×280cmというサイズの有効性も実感することができました。
しかし風雨をもう少し確実に除けるためには短辺200cmはキモチ短く感じたのも事実。またタープを地面ギリギリまで低く設営し、かつ内部の天井高を確保するためにも、もう少しのサイズアップ検討が必要でした。FREELIGHTからは、このページトップに掲載している写真のようなベーシックな設営スタイルで風雨をしのげるこがリクエストされました。こうした経緯から、Swing Tarpは260×276cmという正方形に近い独特なサイズを採用することになったのです。ULハイカーにはやや大きく感じる向きもあるかもしれませんが、三方を地面にベタ付けした状態で内部に空間をもたせるスタイルで設営するとこのサイズの使いやすさを感じていただけると思います。

<タイアウト:計12カ所&140Dnlダイニーマリップストップナイロン補強>
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  タープの設営バリエーションを確保するために重要なのはタイアウトの数。これまで自ら使用してきたスクエアタープや多くのお客様から伺ったご経験もふまえ、タイアウトは四隅と各辺中央部、それに加えタープ表面にも4カ所と計12カ所のタイアウトを設けました。タープにかかるストレスはその大半がタイアウトに集中します。そのため補強として140Dnlダイニーマリップストップをすべてのタイアウト部分に貼付けています。現在はUL系素材販売サイトでも購入可能になった同素材ですが、Swing Tarp生産時にはGossamer Gearから素材の提供をいただきました。現行のシルナイロンタープでここまで豊富なタイアウトとそれに対する補強がおこなわれているタープはかなり珍しいのではないでしょうか。
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<設営バリエーション:Swing Cord System>
 
Colorado Trailでテストしたプロトタイプ制作時に最もやりたかったことがこのショックコードによる変形サポート。タープ辺縁部にショックコードを通し、コードロックで長さの調整を可能にします。これによりシンプルなスクエアタープに関わらず様々な設営バリエーションが可能になります。

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このSwing Tarpもタープ辺縁部にショックコードを通して使用することが可能になっています。
写真のように入口部部分のショップコードを絞ることで、このような雨除けの庇を作ることが可能になります。また正方形に近いSwing Tarpならば四隅を固定し、タープ中央部をポールで支え、周囲をショップコードで絞れば、超低空のピラミッドシェルターとすることも可能なのです。もちろんショップコードによる整形ですから剛性はありませんが、タープのたるみを無くすことができるため多様な設営バリエーションをうみだせるのです。ちなみに同様のシステムは先行例としてExped スカウトタープに見ることができます。

注意!)製品にはショックコードとコードストッパーは付属しておりません。
軽量化重視の方はそのまま使用下さい。またこのSwing Cord Systemをご希望の場合は別途ショックコード(11m)またはLineとコードストッパー(4つ)をご用意ください。


<カテナリーカーブ>
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Swing Tarpの辺縁部はすべてカテナリーカーブを微妙にいれています。これはタープ設営時にきれいにテンションをかけるためです。縫製時には一手間もニ手間もかかってしまいますが、バイアス方向に生地がフレキシブルにうごいてくれるシルナイロンの特製を活かすうえでもこうしたカテナリーカーブを採用しています。

<バグネット&コードホルダー>
 8_20130321211700.jpg <タイアウトの裏側に同様のループ>

豊富なタイアウト、特にタープ表面に配置された4カ所のタイアウトは裏側からダイニーマリップストップナイロンで補強されていることは先に述べました。そして更にループがあるのです。このループはタープの内側に位置するようになるのですが、ラインを張ってタオルやヘッドライト、洗濯物をひっかけてもよし、虫除けのためのバグネットを吊るしてもよし。テントはともかくフロアレスシェルターやタープの内側にこうしたループが設けられているのはかなり稀です。タープの使い勝手を向上させる地味ですがかなり効果的なギミックではないでしょうか。


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シンプルなスクエアタープ。そのシンプルさを維持しつつ、いかに進化させられるか。
個人的な好みによるカスタマイズではなく、タープに興味を持つすべてのハイカーにとってかゆいところに手が届く、Swing Tarpがそんなタープになれば幸いです。


註)Highland DesignsはHiker's Depotオリジナル製品のブランド名となります。

仕様
名称 Swing Tarp
重量 実測307g
サイズ 260 × 276(cm)
素材 20Dnl Sil-lite(グレー)

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| ☆徒然・・・・ | 21:20 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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